WSOFTScriptからの移行

提供: AliceScript Wiki
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AliceScriptによる開発と従来のWSOFTScriptによる開発の類似点と相違点について説明します。 この記事では、AliceScriptによる開発に関心があるWSOFTScript開発者を対象に、WSOFTScriptとAliceScriptの開発の違いを解説しています。

はじめに

AliceScriptが登場するまで、簡易的なコンソールアプリケーションとShangri-laによるデスクトップアプリケーションの開発は、WSOFTScriptを用いて行われて来ました。まず第一に、WSOFTScriptのメインライブラリは複雑で、サイズも大きなものでした。また、組み込みの例外処理やデバッグ支援機能はまだ未成熟で、信頼性の高いアプリケーションを開発するには脆弱でもありました。

AliceScriptが登場し、従来のWSOFTScriptはAliceScriptへと進化しました。AliceScriptのさまざまな改良により、ライブラリは小さくまとまり、組み込みの例外処理やデバッグ支援機能も実装され、信頼性の高いアプリケーションを開発することができるようになりました。しかしその一方で、WSOFTScriptに実装されていた一部の機能は実装されていなかったり、多くの組み込み機能を使用するためにAlice.Runtime.dllが必要になるなど、設計思想に起因するいくつかの根本的な違いも残っています。

この記事では、まず最初にAliceScriptで開発を始めるために必要な作業を確認します。(すでにAliceScriptを使用している場合はこのセクションを飛ばしても構いません)。次に、AliceScriptを使って簡単なコンソールアプリケーションを例として作成し、WSOFTScriptとAliceScriptの機能の類似点や相違点を実際に見てみます。