関数

提供: AliceScript Wiki
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関数は、一連のステートメントが含まれているコードの集まりです。必要な引数を指定してプログラムから関数を呼び出すと、関数内のステートメントが実行されます。

function
名前空間 Alice
アセンブリ ローカル
サポート AliceScript1

関数は、クラスや名前空間内外で修飾子(overridevirtualなど)、関数の名前および引数を指定して宣言されます。

引数はかっこで囲み、各引数をコンマで区切ります。カッコ内を空にすると、関数で引数が不要なことを意味します。

定義された関数は、関数の定義された後で使用できるようになります。

次の例にはSayHello関数が定義されています。SayHelloが呼び出されたとき、標準出力にHello,World!を書き込みます。

function SayHello()
{
  print("Hello,World!");
}
SayHello();

戻り値

関数は、呼び出し元にreturnキーワードを使用して値を返すことができます。また、returnキーワードは、関数の実行を中止します。任意の場面で関数の実行を中止したい場合、 値を持たないreturnキーワードを使用することができます。次に例を示します。

function ReturnHello()
{
  return "Hello,World!";
 print("例えば、これは表示されません。");
}

引数

関数を定義する際には、必要な引数の名前を指定します。呼び出し元のコードから関数を呼び出すときに引数に具体的な値を指定します。次に例を示します。

function AddNumber(numA,numB)
{
  rerturn numA + numB;
}

また、引数にparamsキーワードを使用すると、可変長個の引数を受け取る引数を指定できます。paramsの型は常にARRAYとなります。 一つの関数内では、paramsキーワードより後に引数を指定することができません。次に例を示します。

function PrintAllArgs(params args)
{
  foreach(arg in args)
  {
    print(arg);
  }
}
PrintAllArgs("Hello","World");
//出力:Hello
       World
PrintAllArgs();
//出力:(何も出力されません)