IceBuildコマンドラインリファレンス
IceBuild.iceを使用してAlicePackageをビルドするとき、引数をいくつか指定できます。
すべての引数は2つの形式(/switch
および-switch
)が使用可能です。この記事では、/switch
の形式のみを示しています。引数は大文字と小文字を区別しません。
構文[編集]
icebuild.ice [Switches] [SourceDir]
引数[編集]
引数 | 構文 | 概要 |
---|---|---|
SourceDir | ディレクトリ名 | 指定されたディレクトリでパッケージをビルドします。この引数を省略することはできません。 |
Help | /help,/? | 使用方法を表示します。 |
Nologo | /nologo | 著作権情報を表示しません。 |
Version | /version,/ver | バージョン情報を表示します。 |
Out | /out:ファイル名
|
AlicePackageの出力先を指定します。省略した場合は、SourceDir の親ディレクトリ\ディレクトリ名.iceが使用されます。
|
ArgFile | @ファイル名
|
テキストファイルから引数を読み込みます。 |
Sign | /sign:ファイル名
|
指定されたPFXファイルを使用してパッケージに署名します。 |
SignPassword | /signpwd:パスワード
|
/sign で指定したPFXファイルのパスワードを指定します。
|
Overwrite | /overwrite:true またはfalse
|
/out で指定したファイルの出力先に既にファイルが存在する場合に上書きするかどうかを示す値を指定します。規定値はtrue です。
|
ControlCode | /ctrlcode:ファイル名
|
パッケージに含める制御コードのデータファイルを指定します。16バイトに満たない場合は0で埋められ、16バイトを超える場合は切り捨てられます。 |
NoLog | /nolog | ビルドログを表示しません。 |
例[編集]
簡単な例[編集]
次の例は、ディレクトリTestPkg
からパッケージをビルドします
icebuild.ice TestPkg
複雑な例[編集]
次の例は、パッケージに署名して、ディレクトリTestPkg
を用いてTestSigned.ice
という名前でパッケージをビルドします。
icebuild.ice TestPkg -sign:Sign.pfx -signpwd:PASSWORD -out:TestSigned.ice